まず技術的には
- 暗号に関わる技術(ハッシュ関数、共通鍵暗号、公開鍵暗号、疑似乱数)を、どう並行実行可能にしていくつもりなのか
- 数日、数週間、数ヶ月単位の大規模遅延に耐えるネットワーク技術 (delay tolerance)
- IPv6の基本的サポート、特にDistributed Erlang / epmd、そしてそのSSL化サポートの確認
- DNSSEC対応のリゾルバ for inet_res module
- BEAMの実装に起因するバイナリヒープの扱い、ならびにそれを意識して高速にNIFを書くための技法(実測が必要)
- 状態保持量の少ない疑似乱数: Wichmann 1982 / Wichmann 2006 / LShift / XOR32
- 状態保持量の多い疑似乱数: SFMT ((2^19937-1) or (2^607-1))
- NIFによるTAI(国際原子時)の扱い
- BEAM間の権限分離手法(FreeBSD Jail? それとも一般的な仮想化?)
- そもそもPort, Linked-In Driver, NIFの使い分けをどうする?
いろいろといじってみたいプロジェクトもいっぱいあるのですが、一部だけ。
- MapReduce e.g., Disco Project
- ZeroMQ その他 queueing systems
- UBF, BERT-RPC
- CouchDB
そして当然今年は
- ACM SIGPLAN Erlang Workshop 2011
東京の国立情報学研究所にて2011年9月23日金曜日に開催
課題が山積しまくりで大変であります。